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宮前区 社会

公開日:2023.12.08

シクラメン
間もなく出荷ピーク
菅生の生産者 原さん

  • 菅生ケ丘の温室で花と原さん

 菅生の原行雄さん(82)=人物風土記で紹介=は、シクラメンの生産を続け60年超。鑑賞用だけでなく贈答の用途も多いシクラメンは12月に最盛期となり、原さんの農園「はら園芸」でも間もなく出荷のピークを迎える。

 農家に生まれ、20代からシクラメンを生産してきた原さん。品種改良を重ね、新品種を多く登録。特許を取得してきた。それぞれ特徴があるものの、共通するのは八重咲きで、花もちが良く長期間楽しめること。「フェアリーピコ」シリーズなどは2色の多花弁が咲く華やかで可憐な見た目だ。

 シクラメンは、1000坪以上あるという秦野市の農場で栽培。現場には頻繁に行けないが、デジタル機器を活用して様子を確認している。猛暑の影響もあり開花の遅れはあるものの、今年も12月10日頃には出荷予定だ。大手企業や関西にも流通する。

 菅生ケ丘の卸売部門には全国から花苗や樹木、観葉植物などが集まる。一般への小売販売はなく業者に販売。シクラメンも多数並ぶ。「今年もたくさん楽しんでもらえたら」と原さん。鮮やかな花が冬のまちを彩る。

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