宮前区 社会
公開日:2026.10.30
目の愛護月間 知っていますか?「アイフレイル」 目の健康寿命を考える
10月は「目の愛護月間」――。年齢とともに目の衰えを感じつつも、対策は後回しになりがちな目の健康。そこで新しく呼びかけられているのが「アイフレイル」という概念。全身の健康にも深く関わる目のサインを知り、日頃の健康維持に生かすポイントを紹介する。
「小さな文字が読みにくい」「目が疲れやすい」と感じながらも、実際に眼科を受診したり日常的なケアを行ったりしている人は少ない。目の健康は関心の高さに対して実際の行動が伴いにくく、対策が後回しになりやすいのが実情だといわれている。
そこで注目されているのが「アイフレイル」という概念。一般に「フレイル」とは、加齢に伴い心身の活力が低下し、健康と要介護の中間に位置する状態を指す。適切な対策を行えば健康な状態に戻せる時期でもあり、要介護を防いで健康寿命を延ばす指標として、今では広く知られるようになっている。
目の機能低下を防ぐ
その視覚版といえる「アイフレイル」は、加齢による目の機能低下をいう。加齢に伴って目が衰えてきたうえに、外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態を指す。体力と同様に、目の機能も40代頃から衰えが本格化する。「年のせいだから」と見過ごしがちなかすみや乾きは、重大な疾患の初期サインである可能性も少なくない。
さらに、アイフレイルは身体活動や社会生活にも悪い影響を及ぼしかねない。見えにくさは転倒リスクの増加や認知機能低下と関連するだけでなく、外出や社会参加の機会を奪い、結果として運動器が衰えるなど悪循環を招きかねない。
早期発見へセルフチェック
初期は自覚症状に乏しいことも多いが、早期に発見して適切な検査や治療、生活指導を受ければ、進行を抑えたり症状を緩和させたりすることが期待できる。「まだ見えるから大丈夫」と過信せず、眼科での定期的な検査はもちろん、セルフチェック(表参照)を行い、目の健康寿命を延ばす第一歩にしてほしい。
災害時の目の健康
大地震や風水害などの自然災害への備えに「目の健康と安全」は、見落とされがちだ。
普段コンタクトレンズを使用している人は、度数の合った予備の眼鏡を常備すること。老眼鏡が必要な場合も忘れずに。コンタクトレンズを使用せざるを得ない状況に備え、使い捨てレンズや洗浄液などのケア用品を備蓄しておくと安心だ。
また、毎日欠かせない点眼薬がある人は、お薬手帳(またはそのコピー)を持ち歩くか、数日分の予備薬を確保しておくことが大切である。
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