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公開日:2015.02.13

下作延6丁目
信号機を新たに設置
住民の要望受け

  • 踏切と南武沿線道路の交差点

 近隣住民の要望と人身事故多発を受け、南武沿線道路と津田山第三踏切前の交差点に今月、信号機が新たに設置される。運用開始は3月上旬の見込み。



 信号機を設置する交差点は、南武沿線道路と津田山第三踏切前の道が交わるT字路。現在、横断歩道のみ敷かれている。



 南武沿線道路は、府中街道や多摩沿線道路を避けるために利用する車もあるため交通量が多い。高津警察署は「特に交差点付近は、見通しがよく走りやすい。時速40Km規制だが60Kmで走る車も多い」という。



 また、事故も多発している。昨年発生した人身事故件数は5件。車両同士の出会い頭の衝突事故で、運転手が死亡したケースもある。



 こうした現状に地域住民は昨年、700人以上の署名を集め、市議会に交差点の信号機設置を求める陳情を提出した。



 これを受けて神奈川県警と高津警察署は実地調査を実施。交通の流れや設置場所などから設置に適した場所と判断し、設置が実現した。近隣に住む女性(80代)は「車が止まらず、中々渡れない時もある。信号機があった方が確実で安全」と期待を込める。



渋滞懸念の声も



 一方、運転手からは渋滞を懸念する声もあがる。「道幅が狭い上に信号を設置すれば、すぐに渋滞を引き起こす」と、近隣を走るドライバーは言う。



 同地点の踏切は、久地駅前の交差点を避ける裏道として、朝と夕方の交通量が多い。更に、緑ヶ丘霊園に通じるため、彼岸や盆時期は渋滞する。



 これに対して同署は「まず優先すべきは生活者の安全。渋滞は様子を見て対応したい」と話す。

 

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