連載㉘ 川崎市の高齢化、どう取り組むか 自民党 川崎市議会議員 青木のりお
日本が取組むべき大きな課題の一つが「高齢化」です。実は、川崎市は市民の平均年齢が41・5歳と、政令指定都市で最も若い都市です。武蔵小杉の発展等で、働く若い世代からの人気も上昇していますが、いくら若い世代が多いとは言え、介護や高齢化は誰にとっても他人事ではありません。
川崎市には、現在約26万4000人の高齢者が住んでいます。平成29年度には、34万人になると予測され、介護保険を利用する人は現在の約1・6倍、7万6000人になるとされています。
私は、一昨年97歳で亡くなった祖母の介護に長く携わってきました。その中で思うのが、どのような形の介護が、本人や家族にとって一番良いのかを見つけることは大変であるという事です。
様々なサービスがある中で、本人の希望や家族の状況、お金等、クリアしなければならない条件は沢山あります。介護する人もされる人も、安心して日々の生活が送れるよう、地域包括ケアシステムがあります。市民の皆さんが更に活用し、自分流の介護の姿を探っていけるようにします。
そして、もう一つ大切なのが、健康で長生きできる社会にすることです。祖母もそうでしたが、買い物と病院だけが外出の機会という高齢者の方も多いのではないでしょうか。やはり体を動かして体力を付け、規則正しい生活をすることが健康への第一歩です。例えば、ペースを落として働き続けたり、ボランティアやサークル活動をしたりすることが気軽にできるような仕組みづくりを応援していきます。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
5月3日