大山街道ふるさと館(溝口)イベントホールで、東海道・中山道・大山街道の1万分の1地形図ウォークマップを一堂に並べたマップ展示がきょう8月13日から開催される。主催者は「目で歩く旅」への参加を呼び掛けている。
マップ展示「東海道・中山道・大山街道」は、コロナ禍で街道歩きなどが難しい今、地形図で歩く紙上の旅を楽しんでもらおうと「『ホントに歩く』ウォークマップ」を発行する風人社(東京都狛江市/【電話】03・5761・7941)が開催。同様の展示は藤沢市などでも開催しており、今回で4回目。実際に現地を歩いて作成しているのが特徴で、旧東海道に関しては全行程550キロを5年かけて調査したという。
地図は1メートル=10キロの1万分の1地形図。東海道は88マップをつないだ55メートルを展示する。中山道(京都〜八幡)は12マップ、大山街道(赤坂御門〜大山山頂)は10マップをつなげる。マップをつなげることで全体を見ることができ、どのような山や峠、宿場を通るかもわかるという。
シリーズ 始まりの地
マップ展を企画したのは高津区在住で同社に勤める小菅めぐみさん。ふるさと館のイベントホールが夏季にギャラリーの貸出をしていることを知り、今春に申し込んだという。「このマップのシリーズは大山街道から始まった。この地で開催できるのは嬉しい」と声を弾ませる。小菅さんも実際に歩いて地図製作に携わった編集部員の一人。「実際に歩くことで地元の人に話を聞くこともできるし、地図だけでは見えてこないこともわかってくる」と話す。
同社の大森誠社長は「高津区は大山街道の町でもある。自分の住む町を通る歴史街道が、どこからどこまでつながっているのかをぜひ見てほしい」と話している。
マップ展示は8月15日(日)まで開催。午前10時〜午後5時(13日は午前11時から)。無料。街道ゆかりの本の展示やミニギャラリートークも予定されている。
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