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高津区 人物風土記

公開日:2022.12.02

「排球塾Masics」の監督としてバレーボールの普及に努める
真島 淳さん
宮前区在住 53歳

愛ある指導、対話重視で

 ○...念願の県大会初制覇を成し遂げた。決勝戦を前に子どもたちから渡された手紙には「監督に優勝をプレゼントします」の文字。「有言実行なんてすごい。最高の誕生日になりました」と目を細める。礼節を重んじ、言葉遣いや身だしなみを厳しく指導する。終始感じるのは「愛情」だ。「押し付けではなく、自ら考えることが大切」と、対話重視の指導法に手ごたえを感じ始めている。

 ○...福岡県出身。「小6のときに金メダリストのバレーボール教室でほめられてその気になった」。中学で頭角を現し、推薦で地元の強豪校へ。高校2、3年時に春高バレーに出場し、大学時代には西日本インカレで優勝。「スパルタが当たり前だったが、反面教師になっている」と当時の練習を振り返る。実業団の旭化成でもレシーバーとして活躍したが、大怪我を負い4年間で現役生活に終止符を打った。「少ないチャンスをつかむため、プレーよりも観察力を養った」

 ○...結婚を機に、上京して営業職となった。同期入社の社員との力の差を実感したものの、「トップセールスマンの真似をして自分のものにした」と真骨頂を発揮。「全てバレーボールに学んだ」と感謝する。

 ○...趣味は料理。釣りも好きで「さばけないのは妻だけ」と笑う。息子の通うチームの指導法に悩んでいた10年前、妻の「自分で作れば」の一言で吹っ切れた。節目となった今年、OBが春高バレーに出場し、JOCの川崎市代表にも選出された。「間違っていなかった」と感慨深げにポツリ。目標は、来年に川崎市で開催される全国大会に出場すること。「恩返しのつもりでバレーボールの普及活動にも力を注いでいきたい」と意欲を燃やす。

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