区内梶ヶ谷の「西梶ヶ谷小学校」(鶴見悦子校長)で6月13日、地域の歴史や様々な事柄について深掘りしている「市勢要覧」を活用した授業が行われた。当日、授業を受けた3年生児童は、冊子に掲載された内容に興味を示し、川崎市の魅力などを再確認していた。
川崎市の市勢要覧は毎年春に発行されており、2017年からは名称を「カワサキノコト」に刷新。川崎の魅力をわかりやすく紹介する冊子として、市内小・中学校などへ届けられるほか、区役所や図書館などにも配布されている。
さらに今年の発行号は市制100周年の記念誌にも位置付けられた事から、同小学校ではこれを閲覧のみならず、3年生(87人)の教材として活用することを発案。皮切りとして6月13日、3組の児童29人が同校では初めてとなる「市勢要覧を用いた授業」に臨んだ。
市内キャラ数に驚き
授業のテーマは「川崎市内巡りに向けた『市制100周年記念誌カワサキノコト』を活用した学習」。児童たちは冊子のページと、各自所持している「GIGA端末」と呼ばれる通信機器でデジタルページを交互に閲覧しながら、紹介されている市内の歴史や魅力などについて学習。特に、多くの子どもが興味を示したのが「キャラクター紹介」のページで、見開き2ページにわたり掲載された65体ものマスコットの数に、驚きの声があがる場面も。授業を受けた眞嶋友梨さんは「記念誌カワサキノコトは写真が多いのでとても分かりやすい」とコメントした。
「市内巡り」での役割りも
またこの授業は、後日実施された「市内巡り」において、足を運んでみたいスポット選びなどについて事前の情報収集等にも役立てられた。市内巡りで川崎市役所本庁舎の展望フロアを訪れた藤枝快さんは、高所からの景色に「川崎のまちが広くて、ビルがたくさんあることに気付いた」などと、感想を話していた。
![]() 授業内容を基に行われた「市内巡り」
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