小田急線とJR南武線登戸駅の最寄にある登戸駅前商店会。1日の乗降客数は両駅とも十数万人になり、ビジネスチャンスは大きい。立地の良さを生かす方法を模索中の同商店会会長の吉澤和久さんが話した。
「場所が良すぎたのかもしれない」と話す吉澤さん。登戸はJR南武線と小田急線の交わるところにあり、新宿まで約20分と交通の便が良い。古くからその利便性に惹かれて多くの人々が移り住んできた。なかでも同商店会のある登戸駅生田緑地口側は住宅街が広がり、他の商店会と比べてみても立地に恵まれている。
最盛期の20年前には肉屋や乾物屋、惣菜屋、ケーキ屋、洋品店が立ち並び、会員数も100店舗を超えていた。
特に努力せずとも商売ができた頃は人を雇う余裕もあり、店主が外に出て様々な事に挑戦できた。「今は店主自らが働いているから会合を開いても参加できる人が少ない」。
ここでしか買えない物や味、イベントが必要だ。駅前の工事で中断していた盆踊り大会を約10年ぶりに復活させたり、空いている店舗をアートギャラリーとして貸出したり…吉澤さんの頭の中にはたくさんのアイデアがある。
集客方法を模索
小田急線と南武線を利用する乗降客を「降ろす方法」も地域で検討中だという。そのひとつが多摩川を使った集客方法だ。「あまり知られていないが、多摩川に一番近い駅は登戸。多摩区にもバーベキューができる場所を作ったら乗降していただけの人々がここを利用するようになるかも」と期待を寄せている。
商店会員が減って会費が少なくなっている今、活動の制約はあるが乗降客を新たなターゲットにアイデアを模索している。
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