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多摩区版 公開:2011年9月30日 エリアトップへ

明大生らが地元で LEDで野菜育て"店産店消"

公開:2011年9月30日

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紫色に見えるのがLEDの光源。店内の一角にコンパクトに収まる。
紫色に見えるのがLEDの光源。店内の一角にコンパクトに収まる。

 飲食店の一角にLED光源を使った水耕栽培で野菜を育てて地産地消ならぬ、”店産店消”を―。こんな実験的な取組みを明治大学農学部の学生と卒業生のグループが三田のラーメン店で始めた。

 取り組んでいるのは研究成果を地域活性化に生かす活動を進めているグループ「明治ベンチャープランニング」の8人。メンバーが通い慣れているラーメン店「駿士」(三田1丁目)の店内に「LED光源植物工場」を設置した。

 「植物は種類によって成長を促進させる光が異なる。LEDなら光の種類を細かく選べ、効率的に育てることができる」と話すのはメンバーの一人、木村龍典さん。同大大学院の修了生で今春からLEDを利用した植物工場を専門に手掛ける会社に勤めている。

 店内に設置した植物工場には小松菜の苗と万能ネギの種を植えた。使用したLEDは成長を促す特殊な赤色と青色の光。比較できるように蛍光灯も用意した。通常、万能ネギなら収穫まで1ヵ月ほどかかるが、この装置なら2、3週間で収穫できるという。

 今回の装置にかかった費用は約5万円。LEDは1ソケットあたり5千円ほどするが、店内にある発泡スチロールや熱帯魚の飼育に使用する市販のポンプを利用し、コストを抑えた。省電力のLEDなら維持費も抑えることができるという。

 木村さんは「通常の植物工場なら多額な投資が必要だが、このシステムなら普通の飲食店でも導入しやすい」と話す。

 「放射能の問題が言われる中、店内で育てた安全で安心な食材を提供できる」と店主の志賀トシオさん。収穫量は足りないが、「将来的には植物工場を拡大していきたい」という。

 同グループ代表の出川央尚さんは「こうした活動で、地域に特色を持たせたい。今後は生田を中心に飲食店だけではなく、様々な場所に広げていきたい」と話す。
 

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