作品前でコスプレ披露 岡本太郎美術館でイベント
川崎市岡本太郎美術館で先月23日、岡本太郎生誕100年記念サブカルチャーイベント「芸術(コスプレ)は爆発だ!!」が開催された。アニメの主人公やキャラクターになりきった参加者が「母の塔」など岡本太郎作品を前に写真撮影を楽しんでいた=写真。
イベントには岡本太郎に共感するコスプレイヤー約40人が参加した。「カメ小(かめこ)」と呼ばれるカメラマンも現れ、日頃の美術館とは違う賑わいを見せていた。
アニメ「鋼の錬金術師」のキャラクターに扮した専修大学の女子学生は「初めてコスプレをして楽しさに気付いた」と笑顔を見せていた。
茅ヶ崎市から参加した会社員の女性は「長い間コスプレのイベントに出ているが、美術館でやるのは初めて。芸術品のそばでできるなんて貴重な体験になった」と話していた。
主催した同館の学芸員、仲野泰生さんは「美術館でコスプレを企画するのは初めて。日本から世界に発信したコスプレと岡本太郎の芸術は通じるものがある。こうした新しい取り組みで、岡本太郎に触れる人が増えてくれれば」と話した。
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4月19日