多摩区・麻生区
公開日:2013.02.01
新設交差点に臨時標識
事故相次ぎ地元が要望
区画整理で新しく出来た交差点では気をつけて運転を―。登戸地区の交差点で交通事故が相次いだことを受け、まちづくり局登戸区画整理事務所が25日、この交差点に「一時停止」を示す看板を設置した。
現場は多摩区役所と登戸郵便局の間に位置し、土地区画整理事業で新たに整備された道路。多摩警察署によると、2012年中に交通事故がこの交差点で4件発生したという。同程度の幅員の道路が交差し、一時停止などの道路標識がないため、出会い頭の衝突が発生しやすい状況だった。
こうした事態に登戸新川町会(久保山義夫会長)と河野ゆかり市議が同事務所などの関係機関に対応を求めていた。
ただ、今回の対応は正式な道路標識ではなく、臨時的な措置。多摩警察署では昨年7月に道路標識の設置を公安委員会に申請しているが、工事着手は4月(来年度)以降になる見通し。道路標識の設置や規制などは通例、一定の区間で申請を行うため、虫食い的に整備が進む同地区では思うように進まないのが現状。
久保山会長は「大きな建物があり、見通しが悪い場所。今までは標識などがなくて危険だった。とりあえずひと安心。ただ、他にもヒヤッとする道があるので、対策を取ってほしい」と話している。
多摩署では「見通しが悪い交差点は徐行しながら安全に通行するのがルール」としてドライバーへの安全運転を呼びかけている。周辺道路の整備完了にあわせて地元と協議しながら標識や規制の設置を進めるとしている。
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