川崎新田ジム 2選手がタイトル戦へ 黒田選手、西田選手
川崎新田ボクシングジムに所属する黒田雅之選手と西田光選手がタイトル戦に挑戦する。元日本ライトフライ級王者の黒田選手にとっては再起をかけた戦い。今月6日には、地元の商店街が企画したジムの激励会が登戸の中華料理店であり、ファンや支援者らを前にベルト奪取を誓った。
今年はバネをのばす
「世界チャンピオンが目標。あくまでも通過点。『世界をめざしても文句はない』と言われるような試合をみせる。今の自信を残りの1カ月間で確信に変える準備をしたい」。こう意気込みを見せたのは、4月10日に日本フライ級タイトル戦(後楽園ホール)が決まった黒田選手。
昨年2月にWBAフライ級タイトル戦に挑戦して大差の判定で敗北を喫し、10月の復帰戦は引き分けで精彩を欠いた。50人ほど集まった支援者らを前に「これまではバネが沈んでいた状態。今年はそのバネをのばして、高く飛びたい」と自身の思いを表現した。
タイトル戦の相手は村中優選手(フラッシュ赤羽ジム)。昨年12月に王座となり、これまでの戦績は22戦19勝(5KO)2敗1分。
マッチメークに期待
西田選手は3月1日に開かれたミドル級王座次期挑戦者決定戦で判定勝ち。次戦相手は同日に東洋太平洋・日本ミドル級王座統一戦に勝利した柴田明雄選手(ワタナベジム)。対戦契約によっては両タイトルを獲得するチャンスにもなる。
西田選手は「判定でなんとか勝つことができた。ボクシングはマッチメークが大切なので、ぜひ(新田)会長にお願いしたい。いいタイミングで試合に臨みたい」と笑顔で報告した。
激励会には4月10日の試合に出場する前東洋太平洋女子バンタム級王者の三好喜美佳選手や古橋大輔選手らも参加し、意気込みを語った。
新田渉世会長は「積み上げてきたことが結果につながっている。色々な条件が揃わないと結果が出ない。地域の人たちにも支えられて結果が出てきている」と話した。
|
|
|
|
|
|
3月29日