川崎市 PM2.5測定局3カ所増設 監視体制を拡充
川崎市はこのほど、微小粒子状物質PM2・5測定局を川崎区、麻生区に3カ所増設した。これまで市内にあった測定局は11カ所。PM2・5に関する市民の関心が高まっているため、監視体制の拡充を図る。
PM2・5の測定局には2種類あり、市内には、一般環境大気を測定する一般局が大師、幸、中原、高津、宮前、麻生の6カ所、自動車排出ガスを測定する自排局が池上、日進町、二子、宮前平駅前、本村橋の5カ所にこれまで設置されており、常時監視、測定が行われてきた。これらに加え市は2月までに、市役所第4庁舎内と田島こども文化センター内に一般局、柿生消防署柿生出張所内に自排局を設置し、測定を開始した。
増設によって、より詳細な市内の状況把握が可能になった。市環境局は「市民の社会的関心が高まっているため、計画的に監視体制の拡充を図った」としている。
濃度上昇で人体に影響も
PM2・5とは、大気中に浮遊している2・5マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1㎜の千分の1)以下の小さな粒子のこと。髪の毛の太さの30分の1程度の大きさのため、人間の肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が懸念される。
国立環境研究所の菅田誠治主任研究員は「一般的にこれからの春先には高濃度になる場合が多いが、季節に関係なく濃度が上昇することがある」としている。
環境省によると、人が健康でいるために適切な環境水準としては、1年平均値が1㎥あたり15マイクロ・グラム以下、かつ1日平均値1㎥あたり35マイクロ・グラム以下と定められている。しかし、2月下旬、PM2・5の濃度が北陸や近畿地方を中心に上昇し、一日の平均値が国の指針である、大気1㎥あたり70マイクロ・グラムを超えると予測されたため、10府県が注意喚起を行った。
市内の計14カ所で測定された結果は、市のホームページ(http://sc.city.kawasaki.jp/taiki/HOURLY/HT01I20140303.html)で1時間単位で更新され、公開されている。
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