向の岡工業高校の放送部が15日、「第61回NHK杯全国高校放送コンテスト神奈川県大会」(会場=向上高校/伊勢原市)の研究発表部門で第1位に輝いた。上位2校が進める全国大会への出場権を得た。8年連続の全国進出となる。
同部が取り組んだのは、屋外用スピーカーの製作と研究。箱の部分の有無や形状による音の伝わり方の違いに着目した。自分たちでスピーカーを作り、コンテスト会場ではスピーカーの箱を外して音の違いを伝えた。多くの学校が説明のみの発表に対し、実演を交えた部分が評価された。
部員の大澤瑞紀さん(3年)は「工業高校なのでモノづくりの強みを生かした。箱に隙間ができないようにするための寸法合わせが大変だった」と話した。
放送部は毎年9月に開かれる体育祭の放送を担当している。これまで使用していたスピーカーは来春退職する教員の私物のため、新たなスピーカーが必要になり、コンテストに合わせて自分たちで作ることにしたという。校庭に設置して実験を何度も繰り返し、低い音から高い音まで聞きやすく調整されたスピーカーが完成した。
全国大会は発表のみで、順位を付けないという。部員の一人、安永龍さん(3年)は「ほかの高校がどんなことに取り組んでいるのか楽しみ。いい刺激になるはず」と話していた。
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