日本民家園で3日、「民家園まつり」の一環として歌舞伎公演が行われ、400人の観客が青空の下で伝統芸能を楽しんだ。
会場となったのは、国の重要有形民俗文化財に指定されている「旧船越の舞台」。江戸時代に三重県の船越神社境内に建てられたもので、「花道」や「せり上がり」、「回り舞台」などの舞台装置も残っている。
出演したのは、東京の農村歌舞伎で都の無形民俗文化財に指定されている秋川歌舞伎の保存会「あきる野座」。五穀豊穣や天下泰平を祈って舞う「雛鶴三番叟」、あきる野座が指導する中学校の伝統芸能部による舞踊「嵯峨の春」、あきる野座による「義経千本桜 四段目道行初音旅吉野山の場」の3演目を披露した。
鑑賞した白須敬三さん(80)は「感激した。舞台として使われているところを見ることができて勉強になった」と話していた。
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