株式会社いなげや(本社東京都立川市/成瀬直人代表取締役社長)がきょう24日、中野島の日立マクセル株式会社スリオンテック跡地に「いなげや川崎登戸店」をオープンする。
延床面積は4488平方メートル(1360坪)、売り場面積は1947平方メートル(590坪)。駐車場は176台を収容する。区内の大規模小売店舗としては、登戸にあるダイエー向ヶ丘店に次いで2番目の大きさ。
新店舗は従来の生鮮・惣菜食品売り場に加えて、衣料品店「しまむら」や歯科医院、接骨院などの店舗を集めたショッピングセンターとなる。同社が川崎市内に出店する8店舗のうち、ショッピングセンターの形態は初めて。
近隣の「ina21川崎登戸新町店」を閉鎖した跡地にはドラックストア「ウェルパーク」や「ダイソー」が出店を予定している。
創業者は地元に縁
いなげやの創業者、猿渡浪蔵翁は多摩区と東京都稲城市の境辺りにあった農家の出身。商人になることをめざし、農家を出て1900(明治33)年に甲武鉄道(現中央線)立川駅前に「稲毛屋魚店」として創業したいう。「稲毛屋」の名は鎌倉時代に出身地一帯を治めていた武将・稲毛三郎重成にちなんだもの。今回の移設オープンの際にも同社の成瀬社長らが、稲毛三郎重成公木像が祀られている廣福寺(枡形6の7の1)に参拝し、原点の地で安全を祈願したという。
同社の広報担当者は「地域のお役立ち業として、より皆様に身近に感じてもらえる店舗にしていきたい」と話している。
■いなげや川崎登戸店/中野島2325の1/【電話】044・922・5070/午前9時から午後10時45分まで。
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