神奈川県議会は12日、正副議長選を行い、議長に多摩区選出の自民党の土井隆典氏(56)を選出した。任期は慣例で1年。
土井氏は本紙の取材に対し「県民に愛される議会をめざしたい。議会改革を進め、県民に身近な議会にするため様々な取組を進めていく」と抱負を語った。具体的には、これまで本会議だけだったインターネット中継を予算委員会と決算特別委員会から始め、各常任委員会にも広げる考えを示した。県庁舎の免震改修に合わせて中継用のカメラを設置することを検討するという。そのほか、各地域の県政情報コーナーの充実化や、手話言語条例を推進するために議員が積極的に習得する取組などを進めていく方針も明らかにした。
土井氏は和歌山県出身。小泉純一郎元首相の秘書として12年間仕え、99年の統一地方選挙で県議会議員に初当選した。現在は5期。議会では建設常任委員会委員長や予算委員会委員長、自民党県議団団長などを歴任。党内では県連筆頭副幹事長や市連総務会長、多摩区連合支部長などを務めている。
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