市政報告 川崎市のごみ処理行政の現状と市民の役割 民主みらい川崎市議会議員団 露木明美
本市のごみ処理行政は、パッカー車の導入や焼却場の24時間稼働体制を全国で最初に導入するなど、他都市に先駆けて先進的に取り組んできていました。現在多くの自治体でごみ収集が有料化されている中で、無料で行われている点も高く評価されています。
新たに「一般廃棄物処理基本計画」策定
2005年の一般廃棄物処理基本計画策定から10年が経過し、この度2016年からの新しい一般廃棄物処理基本計画が策定されましたので、その取り組みを紹介します。
これまで、空き缶・空き瓶の分別に加えてミックスペーパーやプラスチック製容器包装収集が全市で始められ、ゴミ焼却量を2003年の50万トンから2015年には37万トンにまで減量することができました。
この結果、本市に4カ所ある焼却場が3カ所の稼働で済むようになり、今後40年間の経費のうち720億円の縮減効果を生み出すことができます。
また、埋立処分場も2028年度で満杯との予測が2056年まで使用可能となり約40年の延命化が図られます。
今回の新しい一般廃棄物処理基本計画では「地球にやさしい持続可能なまちの実現」をめざし、循環型社会やエコ暮らしの実践、地球にやさしい資源循環・低炭素・自然共生などを基本の考え方としてまとめられています。
具体的な目標として、【1】1人1日ごみ排出量10%の削減、【2】ごみ焼却量年間4万トンの削減――です。この目標を達成すると1年間で杉の木128万本分相当の温室効果ガス(1万8千トン)の抑制になります。
これまで以上に、行政の努力と市民の協力によってさらなる廃棄物の削減が図られ、今後の地球環境の改善や経費の節減へとつながるよう、私も市民と共に目標の実現に向けて積極的に取り組んでまいりたいと思います。
民主川崎市議会議員団 露木明美
川崎市多摩区西生田2-1-3
TEL:044-299-8184
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5月3日
4月26日