先月の消防救助技術関東地区指導会「水中結索」で、多摩消防署の岸大樹さん(31)ら結成1年目の川崎市消防局チームが3位に入賞。市では同種目初の全国大会出場を決めた。本大会は8月24日、愛媛県で行われる。
厚木市で行われた関東指導会では、10都県市町村の救助隊員が「陸上の部」3種目と「水上の部」7種目に出場した。
水上の部の「水中結索」は、3人1組でスタート地点から25メートル先の水中にある結索環に、3種類の方法でロープを結ぶ種目。リレー方式で、その安全、確実性と所要時間を競う。
同種目には13チームが出場。同署警防第2課の消防士長で水中結索3年目の岸さんと、中原消防署の出木谷(できや)啓太さん(28)、若生(わこう)昌弘さん(27)が所属する川崎市消防局チームは69・3秒の自己ベスト記録で入賞。毎年、東京消防庁が3位まで独占していたが、好記録で上位に食い込んだ。
目標は68秒台
岸さんは「全国出場に向けて、68秒台を目標にやってきた。69秒台は練習でも出せていなかったので嬉しい」と手応えを語る。
同種目は水泳のスピードはもちろんだが、水中での結索の速さがカギだという。6月の県大会では71・3秒で、8チーム中5位。関東進出は決めたが、岸さんが結索でミスをして減点を受けていた。「関東では不安でドキドキしていたが、結果を出せてよかった。全国ではミスをしないよう、68秒台達成を掲げて訓練していきたい」と語った。
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