2020年度の完成を目指し、整備工事が進められている五反田川放水路の「夏休み親子見学会」が17日と18日に行われた。五反田川から多摩川へ洪水を流す地下トンネルが市民に公開されたのは、今回が初めて。
五反田川は麻生区細山地区から小田急線を沿うように流下し、東生田地区で二ヶ領本川に合流する。高低差が著しく、台風や集中豪雨などにより何度も氾濫し、床上浸水などの被害を繰り返してきた。この放水路は五反田川が氾濫する前に地下トンネルを使って多摩川へ洪水を流す仕組みで、市は1992年から整備を進めている。
見学会には40組81人が参加。グループごとに、東生田小学校近くにつくられた深さ60メートルの分流立坑を階段で下り、地下トンネルへ。トンネルは約2キロ先の登戸駅近くの放流部につながる。暗闇の中、参加者らは懐中電灯を片手にトンネルを進み、その構造や仕組みについて学んだ。参加した藤川響紀君(小4)は「近所で見ていて気になっていた。深さがありびっくりした」と話していた。
現在は分流部で五反田川の洪水を取り込むための施設を整備中で、10月頃から工事が本格化するという。市建設緑政局の担当者は「多摩川側の放流施設を含め、タイミングが合えば今後も見学会を検討したい」と話している。
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