創立70周年を迎えた宿河原の川崎市立稲田中学校(本間克彦校長)が11月11日、同校体育館で記念式典を開いた。同校の卒業生や関係者ら約130人をはじめ、2、3年生と教職員あわせて総勢約800人が参加。式典の様子はライブ中継で、1年生たちに向けて教室に映像が届けられた。
卒業生2万4千人、歴史と伝統
1947(昭和22)年4月30日に創立した稲田中学校は、戦後の新しい学校制度の発足に伴い、川崎市内に開校した新制中学16校の一つ。
創立70周年記念事業実行委員会の前身にあたる準備委員会で、委員長を務めていた井田肇氏が昨年に他界。その遺志を継ぎ、戸田賢一郎実行委員長をはじめ実行委員会メンバーが、さまざまな記念事業に着手。3月から記念事業実行委員会にかわり、一丸で式典準備や記念誌製作などを進めてきた。
当日は床の張り替えなど全面改修が行われた体育館に、生徒や教職員、卒業生ら関係者が集結。会場内は、1年生の手作りによる装飾で彩られた。式典第1部の冒頭に、戸田実行委員長は「生徒の皆さんは素晴らしいパワーを持っている。これが稲田中学校の卒業生2万4千名を世に送り出し、素晴らしい歴史と伝統を築いてきた成果」と強調。「歴代教職員やPTA、地域の皆さんが学校の教育活動に力を注いできたことに感謝したい。この伝統は現在も皆さんに受け継がれている」と力強く語りかけた。同窓会の伊東完有会長は「100周年を目指し、これからも地域の方や先生方に教育、指導をお願いしたい」と思いを話した。
歴代の校長やPTA会長、同窓会長らには感謝状を贈呈。70周年の記念事業として、スコアボードや楽器のティンパニ、ホルン、剣道防具、のぼり旗など記念品が学校に贈られた。
また、校歌や学校の航空写真が載ったクリアファイルと、70周年記念誌については、戸田実行委員長から生徒会長のストークス晴順さんに目録が授与された。
生徒会メンバーらの進行による第2部は、全国大会にあたる日本管楽合奏コンテストで先月、優秀賞に輝いた吹奏楽部の演奏で幕を開けた。学校紹介や卒業生からのメッセージを映像で放映したほか、3年生の合唱、応援団長によるエールなどを披露。校歌合唱と「ふるさと」斉唱で、式典を盛大に締めくくった。
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