多摩区版 掲載号:2018年6月8日号
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かわさき自然調査団 生田緑地保全で大臣表彰 景観、生物 守り続け

文化

里山の自然学校(上)と里山倶楽部の活動=同法人提供
里山の自然学校(上)と里山倶楽部の活動=同法人提供
 生田緑地で環境保全活動を行う特定非営利活動法人かわさき自然調査団(三島次郎団長)がこのほど、「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受けた。全国106団体が受賞した中、市内では唯一。長年にわたる里山景観づくりや生物の生息環境を保全する活動が評価された。

 同表彰は、花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間団体を対象に贈られる。緑化推進活動の模範として、29回目の今年は県内6団体が受賞した。

 かわさき自然調査団は、川崎市青少年科学館が1982年に自然系博物館として登録されたことを機に、翌年同館が公募した市民ボランティアが母体になり誕生。以降、科学館と専門家、市民が協働で川崎市全域の自然調査を継続している。このほか、同館が主催する「生田緑地観察会」のガイドを約20年にわたって担当。2003年に法人化を果たし、現在は70人で活動している。

 今回の表彰で評価を受けた生田緑地の自然保全活動が始まったのは04年。それまで調査や観察会が中心だったが、自然に手をつける活動を行うため「水田ビオトープ班」を新設。ゲンジボタルが生息する谷戸の休耕田を田んぼに再生し、里山らしい景観と在来の水辺の生物の生息環境を保全する活動を開始した。

 翌年からは、小学生を対象にした身近な自然の体験学習の場「里山の自然学校」や、市と協働でホタルの観賞マナーの向上を図る「ホタルの国」を継続。緑地の植生管理を市民が楽しみながら参加できる場としてつくられた「里山倶楽部」では、子育て世代の親子が一緒にコナラ林を育てるなど、老齢化の進む雑木林の皆伐更新を実現している。

 水田ビオトープ班の班長で、法人設立や保全活動をけん引してきた岩田臣生さん(70)=人物風土記で紹介=は「純粋に活動に注目してもらえたことが嬉しい。今後も生物が生き続けられる環境をつくりたい」と語る。

 14年目を迎える「ホタルの国」は、きょう8日から始まる。同法人を今回の表彰に推薦した生田緑地整備事務所の磯部由喜子所長は「長年の保全活動に感謝している。これからも、協働の取り組みを一緒に推進していきたい」と思いを話した。

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