多摩区版 掲載号:2018年7月6日号
  • LINE
  • hatena

多摩高 平和学習で戦争考え 語り部・高徳さんが講演

教育

生徒に語りかける高徳さん
生徒に語りかける高徳さん

 県立多摩高校(福田敏人校長)は先月28日に平和学習を行い、戦争の語り部として三浦市で活動する高徳えりこさん(51)が講演。南九州への修学旅行を10月に控える2年生約280人が、当時に思いをはせた。

 この企画は、元教諭の高徳さんと30年ほど前に横浜市内の高校で同僚だった、同校2年担任の沼澤久美子教諭(53)の思いがきっかけ。三浦市で昨年開かれた啓発イベント「みうらピースデー」で高徳さんと再会した沼澤教諭は、語り部としての活動に心を打たれた。「鹿児島へ修学旅行に行く2年生に、現地で戦時中に何があったのか、聞かせたい」。沼澤教諭が本人に依頼し、実現した。

 高徳さんは2年前、学校での平和学習を開始。8校目の今回は、初の高校訪問になった。同校で週1回行う学習「ロングホームルーム」の一つとして企画された。

特攻隊の伯父17歳で戦死

 「身内に戦争で亡くなった人がいた」。高徳さんの伯父・高橋峯好さん(享年17)は鹿児島の飛行場から発った特攻隊として亡くなっており、その事実を3年前に知ったことが、語り部活動につながったという。

 高徳さんは活動のきっかけになった書籍として、伯父を含む少年兵5人の写真が表紙に掲載された『ユキは十七歳 特攻で死んだ』(毛利恒之著/ポプラ文庫)を紹介。「戦争をしないということを、私たちは今一度決意しなければならない。今、自分たちにできることは何か、考えるきっかけになれば」と語った。

 講演後、生徒の一人は「平和とは何か考えさせられた。今の自分が感じるような『辛い』とか『苦しい』は本当に小さいことだと思った」と感想をつづった。

17歳で亡くなった伯父の写真(右上)=書籍『ユキは十七歳 特攻で死んだ』の表紙より
17歳で亡くなった伯父の写真(右上)=書籍『ユキは十七歳 特攻で死んだ』の表紙より

多摩区版のトップニュース最新6件

「市民創発」施設 検討へ

多摩区

「市民創発」施設 検討へ

4月19日号

川崎初の世界王者へ

新田ジム黒田選手

川崎初の世界王者へ

4月19日号

ひとり親家庭も対象に

生活保護学習支援

ひとり親家庭も対象に

4月12日号

公明・河野氏がトップ

多摩区市議選

公明・河野氏がトップ

4月12日号

東地区に新たな玄関口

生田緑地整備方針

東地区に新たな玄関口

4月5日号

家庭ごみ回収に民間力

川崎市

家庭ごみ回収に民間力

4月5日号

多摩区版の関連リンク

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:01更新

  • 4月5日0:00更新

多摩区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2019年4月19日号

お問い合わせ

外部リンク