踏切における交通事故死ゼロを目指す安全啓発キャンペーンが5月17日、登戸駅ペデストリアンデッキで行われた。多摩区や警察、交通安全関係団体をはじめ、JR東日本と小田急電鉄から総勢60人ほどが参加。踏切でのマナーや非常ボタンの利用について通行人に呼びかけた。
春の全国交通安全運動期間中の5月20日は「交通事故死ゼロを目指す日」。多摩区で昨年発生した交通事故は494件で、前年より50件近く減少し、負傷者数も減った。一方で、死亡事故は2件、過去5年で最多の3人が亡くなった。いずれも踏切で起きた事故だった。
これを受け、大きな被害につながる踏切での事故死をなくそうと今回のキャンペーンを実施。当日は、踏切やホームに設置されている非常ボタンを用意し、駅利用者が操作を体験。危険を感じたらすぐにボタンを押すことや、警報音が鳴ったら踏切に入らないことなどを確認した。
「多摩区は踏切事故が多い。実際に装置を見てもらうことで啓発になる」と多摩交通安全協会の原田弘会長。JR登戸駅の縄浩太郎駅長は「まずは非常ボタンの存在を知ってもらう必要がある。危険な状況を見つけたら踏切に入らず、まずはボタンを押してもらいたい」と語った。
区や鉄道事業者が連携し、踏切の安全やマナーについて啓発するのは今回が初めてという。小田急同駅の栗原真仁駅長は「防災など、一つの登戸駅として今後も連携していきたい」と話していた。
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