かわさきの安全でおいしい水道水を守る会(町井弘明代表)は9月6日、「水道民営化」をテーマに多摩市民館で講演会を開いた=写真。講師を務めたのは、名古屋市上下水道局職員で全日本自治体労働組合総連合・公営企業評議会事務局長の近藤夏樹さん。水道法改正に伴う民営化問題と向き合う全国運動の中心人物として、「水道の民営化・広域化は何をもたらすか」と題し、講話した。
昨年12月に成立した改正水道法。近藤さんはこのポイントについて、「広域化」と「官民連携」の2つを提示した。「国は『コンセッション方式は民営化ではない』と主張するが、間違いなく民営化手法の一つ。企業がリスクを負わない仕組み」と指摘。広域化については「企業はシェア拡大のために事業統合を進め、職員や技術が自治体から失われていく」と語った。このほか世界は再公営化が進んでいること、浜松市の事例などを説明した。
「民営か公営かだけではなく、今まであたりまえだった水道を考える機会にしてほしい。働き方や暮らし、健全な水循環まで広く話し合うことが重要」と近藤さん。生田浄水場の存続など市内の水道問題と向き合ってきた町井代表は「技術職を減らさないよう請願をしていこうと考えている」と思いを話した。
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