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多摩区・麻生区 教育

公開日:2019.11.22

140年の思い、未来へ
稲田小学校 式典盛大に

 創立140周年を迎えた川崎市立稲田小学校(小泉智則校長・児童837人)は11月9日、同校体育館で記念式典と祝賀会を開いた。教職員やPTAに加え、歴代校長、地元関係者ら来賓約120人が参加。「元気でやさしく/キラキラえがお/未来に挑戦いなだっ子」のキャッチフレーズに合わせ、児童が学年ごとに歌や踊りを披露した。



 式典は5年生によるオープニング「140周年まつり」で盛大に幕開け。創立130周年のときに生まれたマスコット「いなっしー」に続いて、140周年に合わせて新たに誕生した「いなざくら」が登場した。



 学年ごとの発表では、キャッチフレーズに込められた「元気」「やさしく」「えがお」「未来」をテーマに練習の成果を披露。元気いっぱいのダンスや歌が会場を盛り上げたほか、お囃子や二ヶ領用水など地元の魅力を盛り込んだ発表も目立った。市立中央支援学校稲田分教室「たんぽぽ」の児童も、稲田小と一緒に取り組んできた活動について紹介。フィナーレは6年生が「カルメン」を合奏し、力のこもった熱い演奏で締めくくった。



 小泉校長は「140年間、本当に星の数ほど多くの人が正門をくぐってきた。今まで以上に愛される学校を目指し、職員一同取り組んでいく」とあいさつ。「稲田小に関わるすべての人に感謝の気持ちを忘れないようにしてください」と児童に呼びかけた。PTA会長の正地雅明さんは「令和の時代も稲田小の児童が健やかに成長することを願い、PTAも子どもたちのためにこれからも努力していく」と思いを語った。創立140周年記念事業の実行委員長は第29代PTA会長の井田光一さん=人物風土記で紹介=が務め上げた。



 稲田小は1879(明治12)年5月、宿河原2丁目の長福寺で村立宿河原小学校として創立。1947年に市立稲田小学校に改称した。PTAのほか、戦前からの組織「教育後援会」も学校を支えている。

 

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