昨年10月の台風19号による排水樋管周辺地域や河川関係の浸水被害について、川崎市は3回目の検証委員会を今月13日に実施。浸水状況の検証と短期対策方針について、第三者の意見聴取の結果などが報告された。
多摩区に関する議題としては、菅稲田堤で起きた三沢川周辺の浸水について検証された。浸水経路は【1】水路からの越水【2】管理用通路水抜き穴からの浸水【3】三沢川のアクリル板の目地からの漏水――と指摘。稲城市内にある大丸用水の排泥施設の水門が閉鎖されている中、水門上部から多摩川の水が流入した可能性があるとされている。水門の高さなどについて、市は今後の対応を稲城市など関係機関と調整を進めているという。
また、三沢川水門の操作については、昨年の台風発生以降、浸水地区の住民との意見交換やアンケート調査を踏まえ、市は測量調査の結果を報告。同水門の操作は、三沢川のアクリル板上部からの越水を防止しつつ、多摩川から三沢川への逆流を防いでいたとの見解が示された。
市は三沢川に関する整備を県と協議しており、大丸用水の近くに水位計とカメラを設置する予定だという。
このほか、高津区と中原区の排水樋管から多摩川の逆流や降雨による内水氾濫が起きたことによる浸水被害についても検証された。
まちづくり委大丸用水に着目
今月16日に開かれた市議会のまちづくり委員会では、今回の市の検証委で報告された三沢川について議論。大丸用水に関する短期的な対策が十分ではない点などについて質問があった。
市は水路の整備などについて検討を進める方針を示した。
今回の市の検証委における結果をまとめた資料は、市ウェブサイトで公開中。国土交通省国土技術政策総合研究所など第三者や市民の意見を収集し、4月上旬に最終結果を報告する予定だ。
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