今年の岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)で大賞に輝いた野々上聡人さん(35)が、「コロナ展」を東京・ビリケンギャラリーで開催している。会期は6月21日(日)まで。
展示されているのは、新作の油絵やドローイングが中心。野々上さんは「新型コロナウイルスによる外出自粛期間中という特殊な環境は、絵にも影響があった。この時期にしか描けない絵をこの時期に展示する」と思いを表す。
会場は地下鉄「表参道駅」から徒歩7分。時間は正午から午後7時まで、月曜と火曜は休み。感染症対策として、同時5人までの入場制限や消毒スプレー設置、マスク非着用者への配布などを実施している。電話は【電話】03・3400・2214。
岡本氏の遺志を継ぐ次代作家を選出するTARO賞は、川崎市岡本太郎美術館(枡形)などが主催し、今年で23回目。野々上さんは「ラブレター」と題した作品を出品。杉や檜で作った創作物、油彩画、画面に映し出される動画を組み合わせ、約5メートル四方の空間で表現した。2月に同館で受賞式が行われ、応募作品452点のうち23組が入選。入選作品から大賞の岡本太郎賞をはじめ、岡本敏子賞、特別賞5点が選ばれた。
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