市立登戸小学校(小松良輔校長)は11月7日の運動会で、各教室に待機する児童向けに生中継で映像を放送。PTA(谷本勉会長)と教職員、児童が一体になり、会場の校庭と教室を映像でつなぐ企画を実現させた。
コロナ下の感染対策として、市立校では主に例年5月だった運動会を秋季に延期し、形式を各校で変更して開催。全校児童が約700人の登戸小では、時間を午前中のみに短縮し、学年ごとに競技を実施した。PTAは役員と運営委員ら約30人が、観覧する保護者の誘導を担当。校庭では出場する児童の一つ上の学年が応援した。
PTA前会長・高山康司さん(43)の協力で、カメラ4台ほか機材を無償で持ち込み。児童がいる教室のモニター画面に競技の様子を流した。6年生による赤組、白組の応援団は校庭のほか、各教室を3人ほどで担当し、盛り上げ役として声援を送った。赤組団長の小野寺麻香さんは「6年生が係の仕事を声をかけ合ってやっていた。全校の見本になる姿があってすばらしかった」、白組団長の小瀧穂香さんは「1年生は自分たちで旗を作っていて、自分たちで運動会を成功させようという気持ちが伝わってきた」と感想を話した。
小松校長(62)は「子どもたちが主役の笑顔あふれる運動会がテーマ。PTAのおかげで混乱なく順調に進行できた」と感謝。谷本会長(44)は「無事に子どもたちが走り回ってくれてよかった」と笑顔を見せた。高山さんは「記憶に残る良い運動会を経験させていただいた」と語った。
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