登戸・川崎新田ボクシングジムの古橋岳也選手(33)は1月22日、日本スーパーバンタム級タイトル戦に挑み、9回TKO勝利。3度目のタイトル挑戦で悲願を果たした。同ジムでは地元・多摩区出身選手として初の日本王者となった。
東京・後楽園ホールで王者の久我勇作選手(30)=ワタナベジム=を下した古橋選手。「新人王になってからもう10年以上、ポスターを店に貼ってもらったりと、地元の人たちの応援が本当にありがたい。ようやく周りの人に感謝の気持ちを形として示すことができた。続けてきてよかったと感じるのは、これから先の話のこと。防衛戦はより多くの人に見てもらいたい」と語った。
試合を振り返り、新田渉世会長(53)は「コロナで当初の昨年5月予定から2度延期になり、今回も直前まで開催可否が決まらなかったが、よく集中を切らさずにコンディションを仕上げた。一瞬のチャンスをものにした逆転TKO勝ちは素晴らしい」と称賛した。
堰出身の古橋選手は、市立稲田中学校、県立生田東高校を卒業。新田会長は「多摩区を背負ってこれからも地元をPRしてほしい」と期待を寄せる。プロ戦績は27勝(15KO)8敗1分。
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