鳥取県は川崎駅地下街アゼリア(川崎区)で8月25日(水)から30日(月)の6日間、2回目の物産展「食のみやこ 鳥取物産展」を開催する。
さまざまな美味しい名産品があることを川崎市民に知ってもらおうと、今年も物産展に向けて準備を進めている。時間は午前11時から午後8時、最終日は午後6時まで。
同県によると初開催の昨年9月は、5日間で予想を大きく上回る約1万2千人が来場。同県の東京本部販路開拓・メディア連携・交流支援チームの中村絵里さんは「鳥取をPRする機会になった」という。
旬の食材ずらり
食べ頃を迎える二十世紀梨やオリジナルブランド「新甘泉(しんかんせん)」をはじめ、旬の食材を中心に約200の商品を販売予定。べニズワイガニのかにみそを使ったバーニャカウダ、鳥取砂丘で生産された砂丘らっきょう、酒米「強力(ごうりき)」を使った日本酒など名産品も。木綿豆腐と白身魚のすり身をほぼ7対3の割合で混ぜて蒸し上げる「とうふちくわ」、オリジナル品種米「星空舞(ほしぞらまい)」、銘菓「因幡の白うさぎ」などが並べられる。
コロナ収束後、多くの人に足を運んでもらおうと、同県の観光パンフレットも多数取り揃えるブースも開設する。物産展に向け、中村さんは「コロナ禍でのおうち時間のお供や贈り物にしたいアイテムを取り揃えます。この機会に足を運んでいただきたい」と、来場を呼びかける。
川崎市と縁
鳥取県は日本一の生産量を誇るナシの一大産地として知られる。『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・故水木しげるさんや『名探偵コナン』の作者・青山剛昌さんらを輩出した漫画王国でもある。一方、川崎市も長十郎梨の発祥地で「多摩川梨」が知られ、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区長尾)など漫画とゆかりがある。平井伸治県知事はかつて麻生区に住んでいたこともあり、川崎市ともつながりが深い。
鳥取県と川崎市の交流は昨年1月から。市が「川崎ものづくりブランド」認定の(株)ミートエポック(多摩区三田)の熟成食材製造用シートを、同県に紹介したことがきっかけで始まった。
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