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多摩区版 公開:2021年9月10日 エリアトップへ

菅の獅子舞 中止続くも、伝統つなぐ 保存会・金子会長 東菅小で講話

コミュニティ文化

公開:2021年9月10日

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児童の前で歴史を語る金子会長
児童の前で歴史を語る金子会長

 毎年9月12日に近い日曜日、菅薬師堂で開催されてきた県指定無形民俗文化財「菅の獅子舞」。今年は6月時点で中止が決まり、2年連続の静かな週末を迎える。練習も止まったままだが、菅獅子舞保存会(金子敦会長)は地元小学校に出向き、800年以上の伝統を伝え続ける。

 「43年前に初めて獅子舞を踊った。今はこういう風に皆に伝える役目」。9月2日、金子会長は母校・東菅小学校の体育館で4年生95人の前に立った。夏休み前に薬師堂を見学していた児童は、金子会長の言葉に熱心に耳を傾け、「何人で踊るんですか」「今の獅子頭は何代目ですか」「天狗は何で赤いの?」と、質問を投げかけた。本番より軽い練習用の獅子頭を体験した佐保田莉里さんは「重く感じたし、踊るときは水を4リットルも飲むと聞いてすごく大変だなと思った」と話していた。

 同校6年生や西菅小3年生の授業にも出向く金子会長。「時代の流れで消滅してしまわないように、地道な動きを続けていくしかない」と語る。

 同保存会を含め、市民俗芸能保存協会に加盟する30団体のほとんどが活動できていない。同協会会長も務める、菅薬師奉賛会の廣田健一会長は「(獅子舞中止は)本当に残念。各団体で練習ができないと技術も未熟になり、披露もできない」と危機感を募らせる。

獅子頭をかぶる児童
獅子頭をかぶる児童

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