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公開日:2026.09.04

百合丘高校ダンス部 再起の全国出場 存続危機乗り越え、夢舞台に

  • 全国大会に出場したメンバー

    全国大会に出場したメンバー

 百合丘高校ダンス部が8月に開かれた全国大会「全日本高校ストリートダンスクライマックス」と「日本高校ダンス部選手権」に出場した。同部は14年連続全国大会を誇る名門だったが、2年前に出場記録が途絶えた。生徒主体で部を改革し、全国の舞台に舞い戻った。

 同部は今まで名門校としての伝統を重んじ、上下関係の徹底や私語の禁止など、過去に決められたルールを重視してきた。しかし、それが人を遠ざけ、存続の危機にまで陥っていたという。

 そこで立ち上がったのが上級生と新たに顧問となった山口太平教諭。「雰囲気を変えよう」と、これまでのルールを刷新し、学年を問わず意見交換できる環境を作り上げた。SNSなども積極的に活用し、楽しみながら上位を目指す部へと生まれ変わった。その結果、新1年生は28人が入部。部員数は昨年と比べて倍になった。

 部が変わる中でも変えなかったのは生徒主体の作品作りだ。プロの振付師を起用する強豪校も多い中、選曲や振付のすべてを部員自ら手掛けた。テーマは「マリーゴールドの根っこ」。茎を切られても強い根で耐え、再び花を咲かせる姿に、苦難を乗り越えてきた自分たちの歩みを重ね、2分半の作品を作り上げた。

 夏に開かれる3つの大会に向け、5月から意見をぶつけ合い、ダンスが完成したのは大会予選の5日前。1つ目の大会は惜しくも全国を逃したが、悔しさをバネに練習のギアを上げ、残りの2大会では全国出場を成し遂げた。入賞は果たせなかったが、全国の舞台でも堂々と踊り切った。

 部長の青山夏穂さん(3年)は「悔しい時間が長かったので、笑顔で終えられたことが本当にうれしい」と話した。

 山口教諭は「元々実力のある子たちだったので、力を発揮する手伝いができて良かった。全国の舞台で踊る姿は輝いていた」と部員を称えた。

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