創立50周年を迎えた川崎市立東菅小学校(藤中大洋校長・児童数555人)は11月6日、アリーナで記念式典を開いた。コロナの影響で、昨年度に行われる予定だった式典を一年遅れで実現。地域の協力者や学校関係者を前に、全校児童が各々の視点で「東菅」の魅力を表現した。
2部制の式典の前半では、児童は教室に待機しオンラインで参加。記念事業実行委員会の田島清隆実行委員長をはじめ、福田紀彦市長ら来賓があいさつした。歴代学校長や歴代PTA会長、学校医、学校協力者ら20人には感謝状贈呈も。出席した10人に手渡された。
後半の2部は「東菅の原点を感じて」と題した、50年の歴史を振り返る動画をオープニングで放映。学年ごとに、日頃のテーマ学習をまとめた発表を歌や寸劇、踊りなどの演出を交えて披露した。5年生は理科で育てたカボチャでオリジナルのお菓子を作ろうと、中野島のケーキ屋とコラボし商品化。1年生は学校内を探検し、お気に入りの場所を発表。その一つ、郷土資料室の管理を担い、出前授業などを行うボランティアの佐藤行教さん=人物風土記で紹介=に感謝を込めた。2年生はまち探検を通じて見つけたおすすめの場所や人物に触れ、4年生は薬師堂や菅の獅子舞など地域の伝統・文化にスポットを当てた。3年生は地元農家の協力で育てた校内農園のナシを紹介。6年生は田島さんやPTA会長の大塚高道さんらにインタビューし、再発見した地元の魅力を伝えた。児童が作詞・作曲した「50周年の歌」の合唱も披露された。
東菅小は1970(昭和45)年、菅小から独立分離して開校。児童319人でスタートした。
多摩区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|