コロナ感染拡大の第6波を見据え、川崎市歯科医師会は11月28日、市立多摩病院(長島梧郎病院長)でワクチン接種の実技研修会を開いた。多摩区歯科医師会の鈴木忠人会長が長島病院長に協力を打診し実現。多摩区の8人を含む市歯科医師会会員24人が受講した。
多摩区歯科医師会は今春、ワクチン接種の担い手に歯科医師も認めるという厚生労働省の通達を受け、準備に着手。打ち手には筋肉注射の講義と実技研修が必須のため、同会は日本歯科医師会の講義を5月に受講した。6月に行われた県歯科医師会主催の実技研修は、多摩区会員のワクチン接種と日程が重なり受講者が少数だったため、多摩病院への要請に至った。
今回の研修会は市歯科医師会主催として、市内7区の会員が対象に。多摩病院の奥瀬千晃副院長と、歯科口腔外科部長で区歯科医師会会員の石井宏昭氏が講師を担当した。奥瀬副院長がワクチンの有効性や筋肉注射の手順、トラブル対処法などについて講義。石井部長と2人で実技指導を行い、受講者同士で実際に注射を打ち合った。
区歯科医師会打ち手16人に
区歯科医師会では今回を経て、講義と実技研修を終えた会員16人が打ち手として認められている。長島病院長は「1回目と2回目の接種で課題だった打ち手不足を解消すべく、川崎市では歯科医師会が手を挙げてくださった。ご英断に心から感謝し、今後の活躍を期待したい」とコメント。鈴木会長は「ワクチン接種後は感染しても重症化しない、後遺症に苦しまないということを含め、重要性を再認識した」と研修会を振り返った。
区歯科医師会は9月から11月、区食品衛生協会が登戸で実施した1200人規模のワクチン職域接種にも協力。3回目のワクチン接種が市内で始まったことにも触れ、鈴木会長は「研修を受けても行政や医師会の要請がなければ、私たちは接種を担うことはできない。感染終息に向け、歯科医師会も市民のために少しでもお役に立ちたい」と思いを込めた。
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