新春講演会で語った北野氏
タレントのビートたけしさんの実兄で秋草学園短期大学学長の北野大（まさる）さん（79）が１月20日、川崎西法人会（鈴木憲治会長）主催の新春講演会に登壇。北野家の教えや、たけしさんの話などをユーモアを交えて語り、会場は笑いに包まれた。
コロナ禍が続く中、来場者に笑って楽しんでもらおうと同会が企画。会場のホテルモリノ新百合丘（麻生区）に、会員ら91人が訪れた。
冒頭、北野さんが「親の七光りというが、私の場合は弟の七光り」と話すと会場は笑いの渦に。続けて「実るほど頭を垂れる稲穂かな」「自慢、厚顔、馬鹿を見る」「一杯の酒に城が傾く」「物をもらって怒る人はいない」「人は物を欲しいときにくれない」と、母親・さきさんの５つの教えを紹介。幼い頃のエピソードや、たけしさんの話を交えて軽妙なトークを繰り広げた。
地域に対する思いや若者への教えなども、自身の体験を踏まえながら話した。最後に「人はみな平等。自分が上の立場のときこそ、同じか下になることで全てうまくいく」と、人間関係の大切さにふれながら、自身の人生観を語った。
同会担当者は「笑いがテーマの中で北野さんにユーモラスに講演をしていただくことができ、貴重な機会になった」と手応えを口にした。
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