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多摩区・麻生区 社会

公開日:2022.03.25

生田出張所
小学校「下校庭」 整備へ
 24年度利用開始 説明会に18人

  • 校庭を見学する説明会参加者

  • 同出張所内での説明会の様子

 多摩区役所生田出張所は、庁舎と隣接する生田小学校下校庭の整備を計画。2022年度に設計と安全対策を進め、23年度に広場として整備、24年度からの利用開始を目指す。同出張所は3月19日に説明会を開き、地域住民ら18人が参加した。

 昨年6月に新庁舎での業務を開始した生田出張所。庁舎の屋上と生田小下校庭は連絡橋で結ばれ、自由に往来できる。約3600平方メートルの下校庭は現状、生田小が管理。児童の環境学習の場であると同時に地域住民が通行している。今後、学習で直接利用しないエリアを出張所が整備・管理し、地域で活用していく方針となった。

 説明会では、利用実態調査の結果や整備の概要を公表。土砂災害特別警戒区域等に指定されている場所の安全対策として、がけ地に接した箇所の擁壁設置や、斜面の土留めとフェンスの整備を行うとした。現在は地面の全面が土で雨が降るとぬかるみやすい状態のため、水はけをよくする整備を検討。敷地内にある石碑の設置経緯や広場利用ルールを記した案内板の設置も予定する。

 参加者からは「広く使えるように、間に通っている通路を迂回させてほしい」という声があった一方、「通行人にとってはまっすぐな通路がありがたい」との意見も。このほか「子どもたちのためにも自然を残してほしい」「利用に向けて意見交換できる場をつくって」等の要望があった。

 説明会の資料は区ウェブサイトで閲覧可。整備に関する意見募集については、4月中に同サイトで公表される。「意見を伺いながら、皆で譲り合って気持ちよく使える場所にしたい」と同出張所の吉澤朋充所長。地元・五反田自治会の吉田輝久会長は「多目的広場という形で、どなたでも自由に使える形になれば」と期待を寄せた。

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