多摩区・麻生区 社会
公開日：2022.04.08
｢巡回連絡｣でお宅訪問
多摩署 安否確認等に活用
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宿河原での巡回連絡＝先月29日
安全で安心して暮らせるまちづくりの一環として、多摩警察署は今月、警察官が住宅や企業を訪問して要望などを聞く「巡回連絡」に力を入れている。
転出入の多い４月と10月を重点月間に定め、神奈川県警が通年で行っている取り組み。振り込め詐欺の犯罪予防情報などを提供するほか、家族構成や緊急連絡先を記録する「巡回連絡カード」記入への協力を呼びかけている。
区内では過去、認知症の疑いがある高齢者を保護した際に同カードを活用し、家族への連絡が円滑に行われた事例もある。同署担当者は「警察官はコロナ感染対策のため、マスクを着用した上、できる限り短時間で行っている。何かあったときのために、地域の方々に協力してもらえたらうれしい」と話す。
多摩防犯協会の末吉一夫会長は「巡回連絡はとても大切な活動。しっかりと警察官のみなさんには取り組んでもらいたい。区民も協力し、安全な地域づくりができれば」と思いを話した。
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