小学生ハンドボールクラブ「生田HCボンバーズ」の男子チームが6月19日、県大会で4連覇を達成。8月に京都で行われる全国大会への切符を手にした。女子は県決勝で惜敗したが、男子と共に10月の関東大会に臨む。
今年で発足20年、男女とも全国進出を重ねてきた実力ある同クラブ。今年の県少年少女ハンドボール大会は、男女どちらもリーグ1位でトーナメントに進出。HC横浜との男子決勝は、ラスト5分まで均衡したが、終盤一気に相手を突き放し、28―22で勝利をつかんだ。ヘッドコーチの関口和之さん(60)は「子どもたちの絶対に京都に行きたいという思いが強く、足が動いた」と振り返る。女子決勝は前半に8―15で差を付けられ、後半は11―6と追い上げたものの及ばなかった。
日本ハンドボール協会主催の全国大会は8月4日から7日まで。一昨年は中止だったため、男子は3大会連続の出場となる。6年生のレギュラーには昨年始めたメンバーも。「準備期間は長くはなかったけど、去年の6年生に憧れて練習を積んできた」と主将の高橋和未さん(12)。小1から所属する高橋さんは「1人がチームのためにというのがいいところ。本番は1回、チャンスを逃さないように」と、強豪ぞろいの全国で初の2回戦突破を目指す。女子の主将・加藤里桜奈さん(12)は「(県決勝は)緊張で全力が出せなかった。皆で声を出して心を一つにしたい」と、関東に向けて意気込む。
集中し効率よく
同クラブは生田小の体育館を拠点とし、小1から小6の47人が在籍。8人のコーチ陣が成長を支える。練習は主に月曜と金曜の夕方から2時間程度で、集中して効率の良さを重視。強豪国・ドイツでも学んだ関口さんは「一つのメニューは長くやらず、タイマーで終わりを示す。練習量は濃度と効率。週2回でも積み上がる」と語る。
コロナ禍は5カ月ほど練習できない期間もあったが、自主練や動画で対応。県内で解散する団体もあった中、「練習を再開してから新しいメンバーも結構入った。保護者の理解があってこそ」と関口さん。「この春から本当に成長して、どこからでも点が取れるようなチーム。全国で走り切れるよう脚力を上げていく」と照準を合わせる。
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>
多摩区・麻生区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|