多摩区・麻生区 スポーツ
公開日:2022.09.16
川崎新田ジム
籔内淳さん 全国へ
マスボクシング大会で
登戸の川崎新田ボクシングジムに通う籔内淳さん(51)=中野島在住=が、9月23日から青森県で行われる第2回「全日本マスボクシング選手権大会」に出場する。
マスボクシングは相手と向き合い、寸止めで拳を打ち合う競技。パンチは当てると減点で、相手が防御の動作をとれなかったり反応が遅いと攻撃側に加点される。技術や戦術、積極性を含めて審判が勝敗を決める。
選手の年齢や身長、性別で44階級に分かれ、籔内さんはU―60(46〜60歳)男子の部・165センチ超の階級に出場する。8月の神奈川県大会では2試合で好成績を収め、県代表に輝いた。
少年時代からボクシングが大好きだった籔内さん。社会人になってからはプロの試合を見に聖地・後楽園ホールへ足を運ぶようになった。2003年に川崎新田ジムが開設されると、憧れのボクシングをやるために一般会員として入会。運動不足やストレスを解消しようと、ミット打ちやシャドーボクシングなど基本練習に打ち込んできた。「心身の健康につながっている」と手応えをにじませる。
「上達を実感してきた」と7年ほど前から、相手と向き合ってシャドーボクシングをするエアボクシングや、マスボクシング競技の大会に出場するように。関東での優勝経験もある。今回の全国大会は「実践練習を積んできた人たちが大勢集まる場所。厳しい戦いになると思うが、楽しみながら優勝したい」と籔内さん。新田渉世会長は「ジム開設以来、地道に練習を重ねてきた努力家。優勝して、マスボクシングを盛り上げてほしい」と期待を込める。
マスボクシングは日本ボクシング連盟が2021年、正式に競技化。初の全国大会が行われた。
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