多摩区・麻生区 意見広告
公開日:2023.01.27
市政報告
更生という言葉は適切ではない
川崎市議会議員 かがみ まさひこ
保護司をさせていただいていることもあり「更生」という言葉をよく耳にしますが、私は「更生」(反省して心を入れ替えること)という言葉が好きではありません。
【保護司の活動】
保護司の主な活動は、犯罪や非行をした人たちと定期的に面接を行い、更生を図るための約束事(遵守事項)を守るよう指導するとともに、生活上の助言や就労の手助け等を行ったり、少年院や刑務所に収容されている人が、釈放後にスムーズに社会復帰できるよう、釈放後の帰住予定地の調査、引受人との話合い等を行い、必要な受け入れ態勢を整えることです。
【対象者も被害者であったことが多い】
実際に保護司の活動の中で、保護観察の対象者と接するとその方自身の家庭環境や生い立ちに様々な問題があり、その方自身を地域や社会が守り、フォローできていたら今と違った結果になっていただろうと思うことが数多くあります。もちろん犯罪自体は許されるものではありません。
しかしながら、対象者自身が、幼少期に親から虐待を受けた経験があったり、親と一度も過ごしたことがなかったり、親からの愛情を感じることなく育ったケースも多く、適切な養育、教育を受けて来なかった「対象者も被害者であった」と感じることもあります。
【真の再犯防止策とは】
現在、法務省では、「犯罪に戻らない。戻さない。立ち直りを支える地域の力」として、関係省庁や地方公共団体、民間協力者等と連携し、犯罪や非行をした人が再び罪を犯さないように指導・支援する「再犯防止対策」を進めています。犯罪や非行をした人が再び罪を犯さないようにすることは重要ですが、さまざまな事情を抱える家庭を地域がサポートし、フォローする仕組作り等、根本的な部分に対するアプローチが必要と考えます。
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各務雅彦
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