多摩区・麻生区 文化
公開日：2023.01.27
阿部前川崎市長
当時の市政語る
たましんクラブで講演
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講演する阿部前市長
多摩新町自治会館（宿河原）で１月21日、前川崎市長の阿部孝夫さん（79）が新春講演会を行った。創立60周年を来年度迎える老人会・たましんクラブ（石橋博会長）が企画。約20人が参加し、話に聴き入った。
石橋会長と阿部さんが川崎生田ライオンズクラブで交流があることから実現。「公害の町から音楽の街へ」と題し、２００１年からの川崎市政３期12年を回顧した。
ミューザ川崎シンフォニーホール（幸区）の建設について、「日本で有数の楽団や国際的に名の通った楽団が来られるホールを作ろうとした。川崎市民だけでなく、東京や横浜からも来てもらえる施設を目指した」と阿部さん。「川崎は音楽のまち」というキャッチフレーズを大きく打ち出した当時、「最初は小さな動きでも段々と浸透していった」と振り返った。
講演を聞いた金井則夫さん（71）は、「市民が活躍できる風土を阿部さんがつくってくれた。川崎に住むことがステータスであることだと思えるまちに尽力してくれたことに感謝」と話した。60周年に向けて、石橋会長は「本格的に老人クラブの活動をコロナ前の水準に戻していきたい」と今後の展望を語った。
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