多摩区・麻生区 社会
公開日：2023.01.27
生田出張所
｢下校庭｣整備方針を公表
東西広場、24年度利用開始へ
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生田出張所側から見た下校庭
多摩区役所生田出張所は１月17日、庁舎北側の生田小学校下校庭の整備方針を公表した。昨年の住民説明会とアンケートを踏まえたコンセプトや方向性を基に、整備内容を具体化。２０２３年度に工事を進め、24年度の利用開始を目指す。
21年に完成した庁舎の屋上と生田小下校庭が連絡橋で結ばれたことから、一部を同出張所が整備・管理するもの。中央の通路を境に敷地を２つに分けて広場を設けるとし、具体的な地面処理や配置など内容を検討した。
ルールや植樹地元の意見を
これまで水はけが悪かった広場の地面については、運動など多目的な利用を想定した東側をダスト舗装に。自然を感じられる広場とする西側は、子どもたちが走り回って遊べるような背丈の低い草が生えている場に整備する。通路は幅２・５メートルとし、透水性の良いインターロッキング舗装を施す。
夜間照明は２基、ベンチは広場ごとに２、３基ずつ設置予定。擁壁など安全対策を施す際に支障となる樹木については伐採することも定めた。
今後は、利用のルールづくりと西側に植樹する樹木の選定について、23年度中に地域との意見交換を進めていくという。コンセプトでは「緩やかなルールのなかで誰もが自由に工夫しながら利用できる広場」と示しており、区子ども会連合会生田支部の小山富士子支部長は「自然に囲まれて、子どもたちがボール遊びをできる場所になれば」と期待を寄せる。
広場整備工事に先駆け、今年度中に安全対策の先行工事を実施。整備方針は区サイトや同出張所で閲覧できる。
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