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多摩区・麻生区 社会

公開日:2023.05.19

多摩消防団
159人、決意新たに
新団長に井口保さん

  • 新入団員に辞令を渡す井口団長(右)=多摩消防署提供

 多摩消防団辞令交付式が4月に川崎市消防訓練センター(宮前区)で行われた。今年度の団員数は159人となり、新たなスタートを切った。

 消防団幹部のほか、新入団員や昇任団員など28人が参加。村上治三郎多摩消防署長と立花将一副署長も訪れた。

 4月1日付けで川崎市長から新団長を任命された井口保団長=人物風土記で紹介=が新入団員などに辞令を手渡した。井口団長は、「関東大震災から100年が経過し、大災害が起こる日も近いと言われている。災害という非日常においても消防団員は地域を守るという責務の元、市民の生命と財産を守る消防の役割の重さについて、強く認識し今後も団員の技術の向上と訓練を行っていく」と呼びかけた。

 また、3年間にわたり団長を務めた増田朝光さんは、「井口団長のもと、一致団結して多摩区の安心安全な街づくりに資するよう期待している」と述べ、新入団員に向けては「知識・技術の習得をしていけなければならず、苦労もあると思うが、その経験は自分の人生や消防機関にとって必ず役に立つので頑張ってほしい」とエールを送った。

 村上署長は、「市民の一人一人が正しい知識を身に着け、実践していただくことが重要であり、地域の実情を知る消防団員が、あらゆる機会を捉え防災の担い手の育成につなげていくことが必要」と述べた。

 団員は、定数175人に対して159人となり、充足率は90・8%。そのうち男性団員は145人。女性団員は定数15人に対し14人になった。

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