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多摩区・麻生区 文化

公開日:2023.06.16

青空のもと、油絵ずらり
生田緑地で21点展示

  • 絵を眺める来場者=小川さん提供

 生田緑地で5月21日、「みんなの青空絵画展」が開催された。生田緑地共同事業体が主催し、すずき造形絵画教室(鈴木俊輔代表)が協力する形で行われた。

 昨年、東口ビジターセンターの2階を使い、高校生と連携した美術展を開催。好評だったため、園内のさまざまな場所をもっと活用し、楽しんでもらいたいとの思いから同共同事業体の小川千登勢さんが屋外での絵画展を企画。知人で区内で絵画教室を営む鈴木代表に協力を依頼した。

 当日は、同絵画教室に通う小学生17人、中学生3人、高校生1人が今まで描いてきた油絵を1点選び、展示した。テーマは自由だったが、トラやウサギ、ネコなど、動物の絵が中心に並んだ。

 作品を展示した生田小5年の佐藤祥太郎さんは「太陽の下で見る絵は、教室で見るよりすごくいいなと思った」と感想を述べた。稲田中3年の愛甲存さんは「たくさんの人に絵をみてもらえてうれしかった。冷蔵庫の絵を飾った。生田緑地に似合わないと思ったけど、意外と似合っていて面白かった」と笑顔を見せた。鈴木代表は「コンクールや展示会には参加してきたが、外での展示は初めて。天候にも恵まれ、生田緑地をふらっと訪れた方々に、油絵を見てもらえてよかった。生田緑地の緑と太陽の下で見る絵は元気よく見え、子どもたちの伸び伸びとした表現がより引き出された」と振り返った。

 絵画を立てかけるイーゼルは、緑地内の廃材になる予定の竹を活用した。小川さんは「竹を上手く活用し、緑地内の自然を循環させる取り組みにもなった」と話した。

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