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多摩区・麻生区 スポーツ

公開日:2023.07.21

生田HCボンバーズ
男女で全国切符
4年ぶりの快挙

  • ボンバーズの選手たち=7月10日、生田小学校

 小学生ハンドボールクラブ「生田HCボンバーズ」が、8月3日(木)から京都府で行われる第36回「全国小学生ハンドボール大会」(公益財団法人日本ハンドボール協会主催)に挑む。

 全国大会は各都道府県代表と開催地の男子43、女子41チームがトーナメント方式で争う。生田は6月の県予選会で男子が5連覇。女子は3年ぶりに県を制し、2019年以来となる男女アベック優勝を果たして全国切符を手にした。

 「男女で京都に行こう」を合言葉に県を戦い抜いた。共に決勝の相手は港北B.REX。男子は数的不利で劣勢になる時間を耐え、苦しみながら逆転勝ち。女子は今年のチームでは未勝利だった相手にリードを許さず勝利をもぎ取った。男子主将の下山真平さん(生田小6年)は、「途中まずいなと思ったが、チームで大切にしている大きな声と全力プレーを取り戻して逆転できた」と県の決勝を振り返り、「先輩の思いを継ぎ、支えてくれているコーチや保護者の期待に応え、全国では目標にしているベスト4以上を狙う」と意気込む。女子主将・伊藤圭那さん(中野島小6年)は「去年は先輩たちに任せきりだった。今年は自分たちに力がつき県で優勝できた」と分析。「一人一人が声を出して全力でプレーし、京都の舞台ではチーム名の通り、爆発して燃え上がりたい」と力強く抱負を述べた。

 ヘッドコーチを務める関口和之さん(61)は、県大会で見せた男子の粘り、女子の成長を称え、「男女で全国に行けるのは総合力のある本物のチーム」とし、「全国の上位に通用するよう、守備を強化して、もう一段チームを高めたい」とギアを上げる。

63人で高め合う

 同クラブは2002年に発足。生田、三田、東生田、中野島小を中心に小学1年から6年の男女63人が在籍する。練習は主に生田小の体育館で平日週2回2時間程度、土日は遠征して試合などに励む。関口さんは「強化と普及の両輪でハンドボールのすそ野を広げていきたい」と語る。

 全国は男子が宮崎県、女子が滋賀県のチームと3日に初戦を迎える。

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