多摩区・麻生区 社会
公開日:2023.08.25
子ども関連が多数
22年度「市長への手紙」
市は、市民から市長に意見を届けることができる「市長への手紙」の2022年度の集計結果を公表した。受付通数は手紙・FAX、メールを合わせ2082通(前年比405通減)、内容別件数は3507件(前年比552件減)を受理。子ども関連の意見が多くを占めた。
内容の内訳としては、園内でのマスク着用問題など「保育園・幼稚園」に関するものが223件と最も多く、次いで公園での喫煙や騒音といった利用マナーに関する苦情などの「公園」が176件。昨年8月の横浜市の小児医療費助成制度の拡充を受けて「小児医療」についてが増え117件。「学校教育」「疾病予防」と学校や日常生活でのマスクの着用基準緩和を求める意見が続いた。
「市長への手紙」は1972年に開始した広聴制度で、市民からの意見や要望に市長が目を通した上で各局が対応する。
市は改善例も公表。「こども文化センター」の本やおもちゃなどの備品が古いという声が多数寄せられた例では、昨年12月から地域の情報サイト「ジモティー」との連携を始め、不要な遊具や図書の募集を幅広く呼び掛けている。「食品ロス問題」では、学校給食の残食を減らすため、美味しく食べることを目的に中学生や保護者を対象に「給食の献立コンクール」を行っている。
市の担当者は「まだまだコロナウイルスに関わる要望が多いが、その要因もあり、この制度が周知され、届く手紙の数が増えた。より多くの皆さんの声を聞き、対応に役立てていきたい」と話している。
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