多摩区・麻生区 社会
公開日:2023.08.25
生田緑地
キャラでルールを周知
「動植物は観察するだけに」
生田緑地共同事業体の職員が考案した3体のキャラクターが、生田緑地のルールを周知することに一役買っている。
動植物を生田緑地から持ち出したり、持ち込んだりする人がいることが課題だった。同共同事業体の統括責任者である鈴木和久さんは「生態系が崩れる可能性がある。動植物を観察するだけにしてもらい、観察後は必ず自然に返してほしい」と呼びかける。
子どもから大人に
キャラクターを使用して、主に子どもにルールの周知を図ることで、大人にも伝わると考え、2022年8月に「モチダサン」「トリタマ」が誕生。同年11月に「モチコマン」も完成した。
名前の通り、「モチダサン」は動植物を持ち出さない、「モチコマン」は持ち込まないことを呼びかける。「とりたま」は持ち帰った人の自宅を訪れ、取り返す役割だ。
昨年の夏には、「モチダサン」のイラストをうちわに印刷し、虫かごを持った親子連れに配布。今年3月に同緑地で開催された「スプリングマルシェ」では、3体のパネルを展示した。
塗り絵コーナーも
今年の7月25日には、東口ビジターセンター1階に3体を描ける塗り絵コーナーを設置。多くの子どもたちが塗り絵を楽しんだ。鈴木さんは「生田緑地のルールをキャラクターを通じて知ってもらいたい」と話した。塗り絵コーナーは8月31日まで設置予定。
9月30日に開催予定の「お月見フェスタ」では、同緑地のさまざまなキャラクターと写真が撮れるフォトスポットを設置する。そこに3体のパネルも展示するという。
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