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多摩区・麻生区 教育

公開日:2023.09.08

川崎新田ジム
大竹さん、渡辺さん 全国へ
マスボクシングの大会で

  • ファイティングポーズをとる大竹さん(右)と渡辺さん=8月31日、川崎新田ジム

 川崎新田ボクシングジム(登戸)に通う大竹敬之さん(53)=麻生区在住=と渡辺裕輔さん(36)=登戸在住=が、9月16日から群馬県で行われる第3回「全日本マスボクシング選手権大会」に出場する。

 マスボクシングは相手と向き合い、寸止めで拳を打ち合う競技。パンチは当てると減点で、相手が防御動作をとれなかったり反応が遅いと攻撃側に加点される。技術や戦術、積極性を含め審判が勝敗を決める。

 選手の年齢や身長、性別で40階級に区分される。大竹さんはU―60(50〜59歳)男子の部170cm超級、渡辺さんはU―40(30〜39歳)男子の部170cm超級に出場する。2人とも7月の県大会で好成績を収め、県代表に選ばれた。

 大竹さんは6年ほど前から競技に取り組んでいる。昨年は県大会で4戦全敗と振るわなかったが今年は一転優勝。「成長した」と微笑む。「攻撃が当たったと思わせるのが難しいところであり楽しいところ」と魅力を語る。1ラウンドが1分30秒と短く「パンチを当てない分、手数を出すのでボクシングとは違う体力が要る。ボクシングがマラソンならマスはスプリントのイメージ」と心肺機能を向上させる練習も行っている。全国で「優勝を狙う」と意気込む。

 渡辺さんはけがの影響で2年前にボクシングから転向。「マスは最初はボクシングの練習のためにあるものだと思っていたが、実は戦略的な部分や研究がとても大切。イメージ通りに打ってきた相手のパンチをかわしてカウンターを打てるとうれしい」と話す。スタミナを強化して臨んだ県大会は、過去3回負けていた選手に対し後半たたみかけ全国切符を掴んだ。「全国では全てを出し切って優勝したい」と抱負を述べた。

 マスボクシングは2021年に日本ボクシング連盟が正式に競技化。初の全国大会が行われた。

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