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多摩区・麻生区 社会

公開日:2023.09.15

14回目 長念寺に50人
平和願う鐘の音響く

  • 最初に鐘をつく田代共同代表=9月9日

 登戸の浄土真宗本願寺派寺院・長念寺(小林泰善住職)で9月9日、第14回「平和の鐘つき」が開催された。

 戦争放棄などを定めた日本国憲法第9条にちなみ、毎年「9月9日午前9時9分」に世界の平和を願って鐘をつくという取り組み。たま九条の会が主催、生田9条の会・すげ9条の会・のぼりと9条の会が共催した。

 当日は約50人が同寺の境内に集まった。冒頭、たま九条の会共同代表の田代浩一さんが、「最初は9つの願いを唱えることで始まった」「長念寺の鐘も戦争で供出された」などと鐘つきや同寺の歴史を説明。「平和の願いを鐘に込めて」と呼びかけた。雨天のため少し時間を前倒して鐘つきは始まり、希望者が一人ずつ順番に「悩みごとや争いごとが無くなり、心穏やかに過ごせる日が一刻も早くくるように」「平和を守るのは私たちの不断の努力だ」などと願いを声に出して鐘をついた。

 終了後は本堂に移動。小林住職が「毎年終戦日が近づくとマスコミが報じるが、遺族が少なくなり、戦争の真実を伝える方法を模索している状況ではないか。戦争を語り継いでいくにはどうしたらいいか常々考えている」とあいさつ。その後、中央大学名誉教授で生田9条の会運営委員・日中友好協会会員の姫田光義さんを講師に、「ヒトをオニに変えないために『九条の碑』を国の内外に広めよう!」と題した講演が行われた。

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